bab project
安曇野市で計画させていただいた、事務所併用住宅です。
お客様は安曇野へ越していらしたデザイナーご夫婦です。住宅部分だけでなく、事務所スペースもつくりたい、というご希望と、林に隣接した敷地で、その環境を生かしたい、というご希望がありました。
構成としては、住宅部分と事務所部分が同じ勾配を持った相似形のボリュームになっており、その配置が最初のテーマとなりました。住宅部分は林に正対し、事務所部分はそこからずれて配置され、周辺の視線などをコントロールしています。二つのボリュームの間にガラスがはまり込み、エントランスとなっています。
キッチン前のカフェスペースは林を向き、お客様のここで林を見ながら朝ごはんを食べたい、というご希望に沿ったプランニングをしています。2階のお風呂も同様に林を向いて、大き目のサッシを入れることで眺めの良さを確保しました。
事務所スペースはコンクリートと白の禁欲的な空間で、住宅部分とは違って緊張感があります。
今回のお客様はデザイナーのご夫婦ということで、自分にない発想やデザインに対する姿勢など、大変に刺激を受け、また勉強になりました